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「・・・・・っと言うわけなんですが。いいでしょうか?」
リオンがことの事情を説明した。



「よかろう。・・・・ただし一つだけ条件がある・・・。
一切の面倒をリオン、お前がやるのだ!
は部下として、リオンの命令は絶対に逆らうな、分かったか。」

冷たい口調・・・・
息子を前にしても一切愛情を込めない言葉。
親としておかしいだろこいつ。

「「はい」」

二人が声を合わせていうと、後ろから優しい声が聞こえた。


「初めましてさん。
私はマリアン・フェステルといいます。
よろしくお願いしますね。」


振り向くと、ロングヘアーの黒髪に顔立ちがよく、
とても上品な、笑顔の似合うメイドさんが立っていた。


「あ!初めましてフェステルさん。こちらこそよろしくお願いします!!」

「それじゃあお部屋に案内しますね。」
そういうとフェステルさんは歩き出した。



いくつもの扉がある廊下を突き抜けていき、
また同じような廊下の奥の部屋に案内された。


「はいここです。」
「ありがとうございました!」
俺が言うとリオンが話し始めた。

「マリアン少し二人だけで話させてくれ。」
「分かりました。あとでお茶でも用意して待っておきますね。」
「あぁ」
お茶を用意しにフィリアさんは出て行った。


もう一度聞くが・・・僕の部下としてついてきてくれるか?」

「それは当然さ!」


「それよりありがとな。」

「なぜ“ありがとう”なんだ?」


「ん?それはなぁ〜いろいろと助けてくれたから。」

「助けた覚えはない。ただお前が使えそうだったから。」
頬を染めて言うリオンが可笑しくて、笑いが止められなくなった。

「あはははは  あ〜可笑しい、
そんな頬を染めて言わなくてもいいだろう。」
こういうとリオンが「うるさい!」といってきた。


「リオンとうまくやっていけそうだよ。」
「僕はそう思わんな。」
少し怒り気味に言うリオンに、また可笑しくなった。
けどもっと怒るといけないのでこらえることにした。


「っあそうだ!お茶いただきに行こうよ〜。
フェステルさん待ってるよ。」
「そうだな。」































Act.2 step by step
























「フェステルさんの入れるお茶おいしい!!」

「ありがとうございます。お口にあえてうれしいです。」


「・・・・・・・・・うるさいぞ!!!」
とリオンがこっちを一瞥しながら言う。

「何で俺だけに言うんだよ!!」

「・・・・・・そ、それは明らかにお前だけがうるさかったからだ!!」

「リオンだってうるさいじゃんーーーー。」
というとリオンは「うるさい!」といって黙りこくってしまった。


「二人共もう仲良しですね。」

「「はァっ!!!?誰がこいつなんかと」」

・・・・・・・・・・ハモッテしまった;;



「ぁあそうだ!リ、リオン明日一緒にこの街を見物に行こうよ!」
「いやだ」
うっわ、イッツSO・KU・TO・U☆

「なんでだよ〜?」

「明日はダリルシェイドの中の競技場で、大会があるからだ。」
そういって席を立った。


明日のためにも今から稽古相手になってくれ。」

「ん?いいよ〜。ちょっと待ってお茶すぐ飲むから・・・・。」
おもいっきり飲み干した。


「フェステルさん、お茶おいしかったよ〜。また今度お茶入れてください。」
「はい。また」
そういって外へ出て行った。







「へぇ〜〜〜〜〜綺麗なとこだなぁ〜〜〜〜。」

「ここは中庭だ、よく僕が稽古をしているところだ。」


「へ〜×81リオンさんには何かを贈呈しましょう〜。」
と俺がタ○リさん直伝のへ〜を連発していた。

「なんのまねだ?
しかも、なにかとはなんだ、なにかとは・・・。」

「あれ?リオンしらないの?
あのタ○リさんを?かなり有名だよ。」

「ぼ、僕はそういうのにはあんまり興味が無くて・・・・。」
とリオンがどもりながら言った。

「『へ〜』を知らないなんてなぁ〜。
タ○リさんは、全国共通だと思ってたのになぁ〜。」

「そんなことより早く稽古をはじめさせろ!」

「へいへい」




「じゃあ、このコインが落ちたら戦闘開始だいいな?」
「うわ〜、戦闘開始の合図が古臭い〜!
もっとかっこよく合図できないの?」
「古臭いとはなんだ古臭いとは!
これが、先頭の合図だ!分かったか!?」
「はい、はい」


リオンはコインを親指で跳ねさせた。



――――――――――――チャリーン

(古臭い)戦闘開始の合図だ・・・・・・・。


「いくぞ、リオン!!!!!!」
「望む所だ!!!!」

ガキーン

俺の小刀とリオンの剣がぶつかり合う・・・・・・・・。
しばらく押し問答をして、俺がリオンの剣を跳ね返した。


俺は隙ができないようにすぐ体制を整えて
リオンに切りかかった。
しかしリオンはとうに、体制を整えていたようだった。



「うわっ!!危ねぇ!!!ちったぁ手加減しろよ!!!」
とリオンが繰り出してきた剣を避けながら言った。

「なにをいっているんだ?
フィールドに出たらモンスターは手加減なんかしてくれないぞ?」
と嘲笑いながら言った・・・・。

「なんか、むっかつくなぁ〜。
お前はそんな風に人を嘲笑いながら会話するのか!?」

「性分なんでね。」



その言葉でさらに切れた俺は、
怒りをぶつけるため小刀をリオンに向かって振りかざした。

そんなもの簡単に避け切れるぞ
といいたいような目でこっちを見てきた。

そこで俺は完全に切れた・・・・・・。



「こんの糞豆粒どちびやろうがァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
といって俺は小刀を地面に刺し、リオンの手にチョップをした。
いきなり叫ばれた後とあって、リオンは剣を落としてしまった


そして、俺はリオンに向かってハイキックを仕掛けた。

リオンはその攻撃を受け止め、俺に向かってストレートパンチをしてきた。
俺はその攻撃を受け止めた。

リオンが足をかけて転ばそうとした、まぁ、正直言って俺はかなり切れてるから
意地でも転ばねぇ・・・ていうか逆に転ばす!!!!
おれの願望(?)どうりリオンは転んだ。
そして俺はさっきつきたてておいた小刀を引き抜いて
リオンの頬擦れ擦れのところに突き立てた。




「少しは手加減しろ・・・。」


「フィールドに出たらモンスターは手加減してくれねぇぞ?」


「お前はそんな風に人を見下しながらモノをいうのか?」

「性分なんでねってお前が言った言葉だけどな。」
リオンがものいいたげに、睨んでいた。



「これからいっぱい戦って、力を付けて俺に勝つんだ!!
明日のために今日はここで終わりぃ!」
そういって地面に刺さった剣を引き抜いた。


「いつか絶対にに勝つからな!!」

「楽しみにしてるよ。」







まわりはもう薄暗くなりかけで、おなかも空いてきた。



そこへ、



「二人とも!お稽古はここら辺にして、ご飯にしませんか?」
とフェステルさんがナイスタイミングでやってきた。


「ご飯だご飯♪リオン行こう〜。」
後ろに立っていたリオンを見る。
「あぁ」












食卓について


「フェステルさん!今日の対戦リオンに勝ったんだよ!」
!!!!」
リオンが鋭く睨む。


「まあまあ。お2人ともお疲れ様でした、ご飯はできていますよ」
そういってテーブルのほうに手をやった。

「うわーおいしそう!」

「どうぞいっぱい食べてください。」
椅子に座り「いただきます」をいってたべはじめた。















パンパンのお腹を抱えながら、
お風呂で温まった体を、窓の方にある椅子へと落ち着かせた。
外を見ると星が空一面に広がっている。l


「きれいだな〜・・・・・・・ん?」


下を見ると、リオンが素振りをしていた。
声をかけようと思ったが、あまりにも必死にしていたので、
声をかけるのはやめにした。



「がんばってるな。いつか俺もリオンに負けるのかなぁ?」
そう思うと少し切なくなる。



「あぁ〜・・・・もうねよ。」
そうして明かりを落とした。















次の日、競技場の優勝者は当然リオンだった。